核心概念
LiDARとカメラの融合により、高精度で一貫性のあるRGB点群マップを構築することができる。
摘要
本研究では、LiDARとカメラの融合による点群マッピングの精度向上を目的とした、LiDAR-Visual Bundle Adjustment (LVBA)と呼ばれる手法を提案する。
LVBAは以下の2つのステップから構成される:
- LiDAR BA: LiDARの姿勢を最適化する。LiDARスキャンから抽出した平面特徴を利用する。
- Visual BA: LiDARの幾何情報を利用して、カメラの姿勢を最適化する。フォトメトリックなバンドル調整を行い、カメラの露光時間も同時に推定する。
また、LiDARの情報を活用した可視性判定アルゴリズムを提案し、効率的な最適化問題の構築を実現している。
実験の結果、提案手法はLiDAR-Visual-Inertial ODOMETRYなどの既存手法と比較して、点群マッピングの精度と一貫性において優れた性能を示すことが確認された。
統計資料
LiDARスキャンの位置と姿勢を最適化することで、カメラ画像との整合性が向上し、高精度なRGB点群マップを構築できる。
カメラの露光時間を同時に推定することで、画像の明るさの一貫性が保たれる。
引述
LiDARとカメラの融合により、従来のカメラ単独や RGB-Dセンサーベースの手法に比べて、長距離かつ高精度な3Dマッピングが可能となる。
LiDARの幾何情報を活用することで、効率的な可視性判定が実現でき、高速な最適化が可能となる。