本研究では、HASELアクチュエータの変位推定のために、従来のPeano-HASELアクチュエータとは異なる新しいF-HASELアクチュエータを提案している。F-HASELアクチュエータは、アクチュエーション用の高電圧(HV)電極と、変位検出用の低電圧(LV)電極を分離した構造を持つ。
変位推定には2つの手法を提案している。
これらの手法により、従来の方法と比べて高周波駆動(最大20 Hz)時の変位推定精度が大幅に向上した。特に、電圧法は1 Hz以下の低周波域で、インピーダンス法は10 Hz以上の高周波域で優れた性能を示した。
さらに、複数のF-HASELアクチュエータの変位を準同時に推定できる小型の回路設計を提案した。この回路を用いて、仮想現実(VR)アプリケーションでユーザーの膝関節と股関節の角度を実時間で追跡することに成功した。
以上より、提案手法は低コストで小型化が可能な、ポータブルかつアンテザードなソフトロボットシステムの実現に貢献すると期待される。
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by Michel R. Vo... às arxiv.org 04-08-2024
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