本論文では、大規模言語モデル(LLM)を用いたハードウェア記述言語(HDL)コード生成の課題に取り組むため、階層的プロンプティング手法を提案および評価した。
まず、LLMベースのHDL生成手法は単純なデザインには有効だが、複雑なデザインでは困難であることを示した。そこで、階層的な設計手法を模倣するための階層的プロンプティング手法を開発した。
この手法では、複雑なモジュールを管理可能な小さなサブモジュールに分割し、LLMにそれぞれのサブモジュールを生成させる。生成されたサブモジュールは統合されて最終的な階層的モジュールが完成する。
提案手法を評価するため、階層的な解決策を持つ複雑なハードウェアモジュールのベンチマークを開発した。8つの最先端LLMを用いて評価した結果、階層的プロンプティングにより、小規模なオープンソースLLMでも大規模な専有LLMに匹敵する性能を発揮できることが示された。
さらに、提案手法を用いて、完全にLLMによって設計された16ビットMIPSプロセッサと32ビットRISC-Vプロセッサを生成することに成功した。これは、LLMを用いた初の完全自動プロセッサ設計の実現である。
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by Andre Nakkab... في arxiv.org 09-11-2024
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