本論文では、公平な資源配分問題において、資源が不可分な品目の場合の最大最小シェア(MMS)保証の近似について検討している。特に、評価関数が継承集合システムに基づくクラスの問題を対象とする。
まず、MMS保証の1/2近似アロケーションが常に存在することを示す。この証明は構成的であるが、MMS分割の計算が NP 困難であるため、直接的な多項式時間アルゴリズムにはならない。そこで、近似評価オラクルを用いて、2/5近似MMS アロケーションを多項式時間で見つけられるアルゴリズムを提案する。
さらに、任意の ε > 0 に対して、2/3 + ε 近似MMS アロケーションが存在しない例を示し、この結果は2エージェントの場合を完全に決定する。
最後に、提案手法の拡張として、エージェントごとに異なる継承集合システムに基づく評価関数を持つ場合についても検討し、結果を示す。また、提案手法の適用範囲を拡張し、いくつかの制約付き公平配分問題への改善を示す。
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by Halvard Humm... at arxiv.org 04-18-2024
https://arxiv.org/pdf/2404.11582.pdfDeeper Inquiries